おかげでネズミたちはいつもビクビク、巣からも出られず、お腹はいつもペコペコでした。
そこである日、ネズミたちが集まって会議を開きました。
すると、一匹の若いネズミが言いました。
「ネコの首に鈴をつけましょう。そうすれば、ネコが来るのがすぐにわかるでしょう。チリンチリンと音がしたら、さっさと逃げればいいのです」
「賛成」
「賛成」
みんなは、手を叩いて喜びました。
その時、一匹の年寄りネズミが言いました。
「それは良い考えだ。だが、誰がネコの首に鈴をつけに行ってくれるのかな?」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
とたんに、みんなは黙り込んでしまいました。

みんなネコを怖がって、鈴をつけに行くネズミは一匹もいなかったのです。
良い作戦があっても、それを実行出来る人がいなければ、どうにもなりません。
(责任编辑:liushengbao)