B:へー!初めて聞きました。どうしてですか。
A:まあ、いろんな説がありますが、一つは、昔の縁生地は主に麻布や絹で染色も植物染めがほとんどで、 2 実用的な丈夫さでもなかったものですから、丁寧に扱われていたようです。また、畳縁には、格式を重んじ家紋を入れる「紋縁」というものもあります。お寺や神社、宗派によって、紋様が違いますし、皇室関係や、宮家、武家、商家の流れなどをくんだ家紋を入れることによって、ある種の 3 として使われてきました。家紋の入った畳縁を踏むことは、ご先祖や親の顔を踏むのと同じこととされることもありました。家紋以外にも動植物の柄など、生き物をテーマとした柄も多く使われましたので、生き物や草花を踏みつけることは極力避け、「心優しく、 4 」というしつけもありました。さらに、お茶の世界でも縁を踏んではいけないとされております。
B:そうですか。「 5 」とか「美への追求」という日本人らしい禁忌ですね。これから、私もたたみのヘリを踏まないように心がけたいと思います。
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