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天声人语08年07月05日

发表时间:2014/4/3 17:30:35 来源:中大网校 点击关注微信:关注中大网校微信
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天声人语08年07月05日

  最新整理日语中文对照:天生人语,每日一文

  无常萤光,无常世

  はかなげではあるが、ホタルの光はどこか艶めかしい。水のほとりで、ひそやかに明滅して揺らぐ。せせらぎを包み込むように夏の闇は深く、人の姿はシルエットに沈む。〈ゆるやかに着てひとと逢(あ)ふ蛍の夜〉桂信子。 
  萤火虫的光亮虽然变幻无常,却有几分美艳。它们忽明忽灭的悄然舞动于水畔。夏夜一片漆黑,仿佛要把潺潺水声包裹一般;人的轮廓淡成剪影。“萤光点点长夏夜,轻着罗裳把君会”(桂信子 作)。

  ホタル前線、と近年は呼ぶそうだ。夏の深まるなか、ホタルの初見が列島を北上していく。4月の沖縄に始まり、5月末に京都を過ぎて、今は本州の最北あたりか。岩手·宮城内陸地震の被災地でも、淡い光が飛び交っていることだろう。
  据说近几年有一种叫“萤前线”的(萤火虫初次出现预测等期日线)。随着夏季日渐加深,萤火虫初次观赏区域将会沿日本列岛北上。四月从冲绳开始,五月底过京都,现在已到本州最北一带了吧。岩手·宮城内陸地震的灾区想必也有淡淡的萤光穿梭飞舞吧。

  高度成長の時代には、開発や農薬に追いつめられた。夏になっても光は飛ばず、「ホタル狩り」は死語になった。やがて、反省をこめて保護活動の灯がともる。かいあって各地で、里山の原風景がよみがえっている。 
  经济高速增长时代,萤火虫被开发建设和农药逼得走投无路。即使到了夏季,也不闪烁发光,“捕萤观萤”(译注:俳句的夏季季语)这个词已经无人再用了。随后不久,人们经过认真反省,点起了萤火虫保护活动之灯。各地竞相培殖,乡间山野的原有风貌才又得到恢复。

  ホタルの里をつくろうと交流する「サミット」もある。毎年開かれ、今年は山口県下関市に6市町が集まった。幻想的なゆえだろう。古人はホタルを人の魂になぞらえてきた。参加した自治体も「人のひかり」と「ホタルのひかり」の共存をめざすそうだ。 
  每年还会有人举办“高峰会谈”,目的是交流如何打造“萤火虫部落”。今年的会议是在山口県下関市召开的,有六个市镇参加。想必是出于幻想之故吧,古人一直把萤火虫比喻为人的灵魂。据说,与会的自治团体也是以实现“人之光”与“萤之光”和谐共存为宗旨的。

  「蛍」と題する巻が「源氏物語」にある。光源氏がホタルをたくさん捕らえてきて、姫君のいる暗がりへ放つ。その明かりで姫の横顔を浮かび上がらせる――.ホタルの光で読書に励んだ中国の故事に比べ、わが平安貴人は雅(みやび)そのものである。 
  《源氏物語》中有以“萤”为题的篇章。光源氏捕来很多萤火虫,将之放飞于姫君身处的黑暗中,继而借萤光勾勒出姫君的面部侧影。—相比于借萤光苦读的中国典故,我们日本平安时代的显贵则是风雅十足。

  ホタルの語源には、「星」と「垂る」が合わさったという説もあると聞く。夜の川面 に乱舞する図は、なるほど天の川を想像させる。はかない星々は、私たちに、地球のはかなさを語りかけているようにも思われる。 
  有人说萤火虫这个是由“星”和“垂”两个词组成的。(译注:“萤火虫”的日语发音为“ホタル”:“星”的日语发音为“ホ”, “垂”的日语发音为“タル”。)夏夜的河面,流萤欢舞的景象,的确让人联想起天上银河。这些变幻无常的“星星”让人感觉象是在向我们讲述着地球的变幻无常。

  ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜:
  作者の代表的な句です。
  揚げ句は、蛍見物に誘われた夜、浴衣をゆるやかに着て逢いにいきました、と詠んでいます。
  「ゆるやかに着て」は、洋服でなく、やはり浴衣ですね。そして「ゆるやかに」の言葉には、作者の身も心も逢い引きの相手を許していることを暗示しています。今宵は何かあってもかまわないという思いですね。
  もしかしたら、プロポーズされるかも知れないという期待に胸を膨らませているのかも知れません。
  「ひとと逢ふ」だけですから、逢ったかどうか解らないのですが、まだ逢う前と解釈したいです。
  「蛍の夜」だから艶やかな情緒が漂っているんで、これが「花火の夜」だと艶めいた色気は、すっ飛んでしまいます。「ゆるやかに着て」という表現も、人混みで蒸し暑いかは風通し良く緩く着ていると解釈されてしまいます。
  ですからこの句の「蛍の夜」が効果的に生きているんですね。

(责任编辑:中大编辑)

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