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日本童话阅读:撞大运和碰小运

发表时间:2011/10/20 13:37:44 来源:互联网 点击关注微信:关注中大网校微信
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 むかしむかし、ある山おくのほらあなに、ぐひんさんがすんでいました。

ぐひんさんとは、テングのことです。

このぐひんさんのうらないは、とてもよくあたるとひょうばんでした。

そこで、おなじころに子どもが生まれることになった木兵卫(もくへいえい)と太郎兵卫(たろうへいえい)は、はるばるぐひんさんをたずねて、子どもの运をみてもらうことにしました。

ぐひんさんは、大声でじゅもんをとなえると、やがて木兵卫にいいました。

「神さまのおおせられるには。木兵卫、おまえのとこには、竹三本のぶにの子が生まれる」

「竹三本のぶに?」

「そうじゃあ、人には生まれながらにそなわった运命がある。それすなわち、ぶにじゃ」

「というと、おらの子は、たったの竹三本しかそなわらんのか?」

木兵卫はガックリです。

ぐひんさんは、こんどは太郎兵卫にいいました。

「太郎兵卫、おまえのところには、长者(ちょうじゃ)のぶにの子が生まれる。长者になるさだめじゃあ」

「???长者ねえ」

ぐひんさんのうらないを闻いて、二人は山道を帰っていきました。

それからしばらくして、二人の家に子どもが生まれました。

「たまのような男の子じゃ」

「うちは女の子じゃ」

どちらも元気な子で、二人は手をとりあってよろこびました。

木兵卫の子は吾作(ごさく)、太郎兵卫の子はおかよと名づけられ、二人の子どもはスクスクと育ちました。

ある日のこと、木兵卫と太郎兵卫が畑仕事をしているところへ、吾作とおかよがきて、

「おとう、昼めしじゃあ」

「みんなでいっしょに食べようよ」

「おうおう、そうすべえ」

あぜ道で、四人そろってにぎりめしを食べました。

「うまいのう、ありがたいこっちゃ」

と、いう太郎兵卫に、おかよはニッコリ。

ムシャムシャ???、ガチン!

木兵卫がかぶりついたにぎりめしに、小さな石が入っていました。

「なんや、石なぞ入れおって。ペっ」

木兵卫は、めしつぶごと石をはきだしました。

「ぺっ、ペっ、ペっ」

吾作がおなじようにまねをして、めしつぶをはきだしました。

「ああ、もったいないことをして、石だけえらんではきだしたらよかろうに。なあ、おかよ」

と、太郎兵卫とおかよは、石についているめしつぶをひろいました。

それを见ていた木兵卫は、わらいながら、

「石だけえらぶなんて、しんきくさいわい。おらあ、しんきくさいことは大きらいじゃ。太郎兵卫どんは、よくよくの贫乏性じゃのう。アハハハハハッ」

吾作もいっしょになって大わらい。

「おら、どうももったいないことがでけんのや。アハハハハハッ」

やがて大きくなった吾作は町へ行き、おかよはとなり村へはたらきに出ました。

そして何年かたって、町へ出た竹三本の吾作は、なんと竹屋にほうこうして、竹かごをあむことや、轮がえの仕事をおぼえて、村にもどってきました。

木兵卫は、うれしそうにいいました。

「よしよし、それだけの仕事を身につけたらりっぱなもんや。そのうちにゃ、竹三本どころか、竹百本、うんにゃ、竹千本の金持ちにだってなれるわい。吾作、がんばれよ」

こうして吾作は、村をまわって、轮がえをするようになったのです。

でも、毎日毎日、轮がえをしても、お金は思うようにたまりません。

「ああ、轮がえというのは、しんきくさい仕事じゃあ」

ある日のこと、となり村まで足をのばした吾作は、长者やしきの前でよびとめられました。

「轮がえ屋さん、おけの轮がえをおねがいします」

お手伝いの娘が、こわれかけたおけを持って、やしきから出てきました。

(长者さまなら、轮がえなんぞしないで、新しいおけをこうたらええのに)

轮がえをしながら、吾作はそう思いました。

そこへ、长者さまの嫁さまが通りかかり、轮がえをしている吾作を见て、なつかしそうにいいました。

「あれえ、吾作さんやないか。あたし。ほら、小さいころよくいっしょに游んだ、となりの」

吾作は、嫁さまの顔を见てビックリ。

「ありゃあ! おかよちゃんでねえか。こ、ここの嫁さまになられたのでござりまするか?」

「ええ。あとでにぎりめしをこさえたげるよって、待っとってな」

そういって、やしきに入っていくおかよを、吾作はぼうぜんと见ていました。

长者の嫁として、なに不自由なく、くらしているおかよは、吾作にも自分のしあわせをわけてあげたいと思い、にぎりめしの中に一まいずつ、小判をしのばせました。

その小判は、おかよが何年もかかってようやくためたものでした。

长者やしきの仕事がすんだのは、お昼をだいぶすぎたころでした。

はらぺこの吾作は川岸へいって、おかよからもらったにぎりめしを食べることにしました。

「こりゃ、うまそうじゃ。さすが、长者さまの家のめしはちがうわい」

と、にぎりめしを手にとり、パクリ。

力チン!

歯にかたいものがあたりました。

「ペッ! なんや、えらい大きな石が入ったもんじゃ」

吾作は、にぎりめしを川の中にはきだすと、二つめのにぎりめしにかじりつきました。

カチン!

「これもや。ペッ!」

三つめも。

力チン!

「これもや。ペッ!」

四つめも、五つめも。

「なんじゃ、このにぎりめしは? どれもこれもみんな石が入っとるやないか」

さいごの一つも、やはり、力チンときました。

これも川にはきすてようとして、吾作はふとそのにぎりめしを见ました。

「待てよ、长者の家のめしにゃ、どんな石が入っとるんじゃ? ???ややっ、これは!」

にぎりめしの中から出てきたのは、なんと小判でした。

「し、しもうた。まえに入っていたのも、小判やったんじゃ」

おかよの心をこめたおくりものは、深い川のそこにしずんでしまいました。

その话を闻いた木兵卫は、吾作におこりました。

「なんで、はじめに力チンときたときに、たしかめなかったんや! そうすりゃ、七まいもの小判がもらえたじゃろが!」

「けど、石だけえらびだすようなしんきくさいことはきらいやろ? やっぱりおらには、运がないんや」

木兵卫は、そのことばを闻いて、ハッとしました。

「そうか、おかよは长者の嫁になったし、やっぱりぐひんさんのいうたとおり、竹三本に生まれた者は、それだけにしかなれんということなんや」

木兵卫がガックリしていると、どこからともなくぐひんさんがあらわれて、いいました。

「それはちがうぞ、木兵卫。おかよが长者の嫁になれたのは、こまごまとよう気がついて、物をたいせつにするよいおなごだったからじゃ。いくらええぶにを持っとっても、それをいかせん者もおる。小さなぶにしかのうても、大きな运をつかむ者もおる。 ぶにとは、努力しだいでまねきよせることができるものなのじゃ。心がけひとつじゃぞ、木兵卫」

それからというもの、木兵卫も吾作も、ものをたいせつにするようになり、おかげで、だんだんお金もたまるようになりました。

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