
◎ 日: バーミヤン遺跡でブッダの顔発見東京文化財研究所
アフガニスタン中部の世界遺産バーミヤン遺跡で石窟内に残る壁画の保存修復作業を行っている東京文化財研究所は27日までに、2001年に当時のタリバン政権が破壊した東西大仏のうち東大仏(高さ38メートル)脇の天井部分で、6世紀中ごろのものとみられるブッダの顔の壁画を発見した。
遺跡にあるブッダの壁画の大半は、偶像崇拝を禁じるイスラム教徒による9世紀以降の支配で顔を傷つけられたり破壊されたりした。風化によって一部が損傷しているが、当初の彩色が残るブッダの壁画が発見されるのは極めて珍しい。
天井は地上から高さ約20メートルにあるため、破壊を免れたとみられる。同研究所は7~8月に足場を組み、初めて壁を詳細に調べた。
壁画は、「鉄線描」という技法で描かれた立仏や座仏。ブッダの頭髪部分には、アフガン産の宝石ラピスラズリを使って彩色した群青色が残り、風化により朱色の輪郭が失われているものの、ブッダの穏やかな表情が確認できた。
◎ 中: 日本考古人员在巴米扬遗址发现佛面壁画
在阿富汗中部的世界文化遗产巴米扬谷文化景观和考古遗址对石窟内剩余壁画进行保存修复作业的东京文化财产研究所透露称,日前在2001年被塔利班政权破坏的东西两座大佛中的东大佛(高38米)的石窟天井上发现了可能创作于6世纪中期的佛面壁画。
禁止崇拜偶像的伊斯兰教从9世纪开始统治阿富汗后,遗迹中的佛像壁画多被损害和破坏。虽然因风化作用而受损,但保留原色的佛面壁画被发现实属罕见。
天井距离地面约20米,壁画因而能够免于破坏。该研究所在7~8月搭建脚手架后首次对石窟内壁进行了详细调查。
壁画中采用“铁线描”技法绘制了立佛和坐佛。佛像的头发部分留群青色,以阿富汗青金石为颜料。虽然朱红色的轮廓已在风化作用中消褪,但仍可辨认出佛像面部安详的表情。
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