一目见て、ぼくはそれが何であるのかを思い出し、声を上げそうなほど惊いた。それはぼくが十九歳から二十歳にかけての约一年半、勉强のつもりで记していた日记のようなカードである。(注2)俗に“京大式カード”と呼ばれるもので、里は真っ白、表には何本かの罫线読书カードが引いてあるだけのシンプルなカードである。当时のぼくはこれを使って、まず个人的な読书カードを作り始めた。短篇小説を一篇読んでは、一枚の京大式カードに読後感を记していたのである。半年もしない内にカードはかなりの枚数になり、段段面白くなってきたので、今度は自分なりの小説论とか、自分の书いている小説の欠点、あるいは(注3)徒然に思うことなどをここに记すようになった。
十数年を経た今、このカードを改めて読んでみると、その勤勉さ、④その暗い情热には头の下がるものがある。二十歳のぼくが本当に心から、何が何でも小説家になりたいと愿っていたことが、よく分かる。(中略)
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(责任编辑:zm)