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中日对照《银河铁道之夜》赏析6

发表时间:2012/2/10 15:53:47 来源:互联网 点击关注微信:关注中大网校微信
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 银河鉄道の夜

宫沢贤治

六、银河ステーション

そしてジョバンニはすぐうしろの天気轮の柱がいつかぼんやりした三角标の形になって、しばらく蛍(ほたる)のように、ぺかぺか消えたりともったりしているのを见ました。それはだんだんはっきりして、とうとうりんとうごかないようになり、浓(こ)い钢青(こうせい)のそらの野原にたちました。いま新らしく灼(や)いたばかりの青い钢(はがね)の板のような、そらの野原に、まっすぐにすきっと立ったのです。

するとどこかで、ふしぎな声が、银河ステーション、银河ステーションと云(い)う声がしたと思うといきなり眼の前が、ぱっと明るくなって、まるで亿万の蛍乌贼(ほたるいか)の火を一ぺんに化石させて、そら中に沈(しず)めたという工合(ぐあい)、またダイアモンド会社で、ねだんがやすくならないために、わざと获(と)れないふりをして、かくして置いた金刚石(こんごうせき)を、谁(たれ)かがいきなりひっくりかえして、ばら撒(ま)いたという风に、眼の前がさあっと明るくなって、ジョバンニは、思わず何べんも眼を擦(こす)ってしまいました。

気がついてみると、さっきから、ごとごとごとごと、ジョバンニの乗っている小さな列车が走りつづけていたのでした。ほんとうにジョバンニは、夜の軽便鉄道の、小さな黄いろの电灯のならんだ车室に、窓から外を见ながら座(すわ)っていたのです。车室の中は、青い天蚕绒(びろうど)を张った腰挂(こしか)けが、まるでがら明きで、向うの鼠(ねずみ)いろのワニスを涂った壁(かべ)には、真鍮(しんちゅう)の大きなぼたんが二つ光っているのでした。

すぐ前の席に、ぬれたようにまっ黒な上着を着た、せいの高い子供が、窓から头を出して外を见ているのに気が付きました。そしてそのこどもの肩(かた)のあたりが、どうも见たことのあるような気がして、そう思うと、もうどうしても谁だかわかりたくて、たまらなくなりました。いきなりこっちも窓から顔を出そうとしたとき、俄かにその子供が头を引っ込めて、こっちを见ました。

それはカムパネルラだったのです。

ジョバンニが、カムパネルラ、きみは前からここに居たのと云おうと思ったとき、カムパネルラが

「みんなはねずいぶん走ったけれども遅(おく)れてしまったよ。ザネリもね、ずいぶん走ったけれども追いつかなかった。」と云いました。

ジョバンニは、(そうだ、ぼくたちはいま、いっしょにさそって出挂けたのだ。)とおもいながら、

「どこかで待っていようか」と云いました。するとカムパネルラは

「ザネリはもう帰ったよ。お父さんが迎(むか)いにきたんだ。」

カムパネルラは、なぜかそう云いながら、少し顔いろが青ざめて、どこか苦しいというふうでした。するとジョバンニも、なんだかどこかに、何か忘れたものがあるというような、おかしな気持ちがしてだまってしまいました。

ところがカムパネルラは、窓から外をのぞきながら、もうすっかり元気が直って、势(いきおい)よく云いました。

「ああしまった。ぼく、水筒(すいとう)を忘れてきた。スケッチ帐も忘れてきた。けれど构わない。もうじき白鸟の停车场だから。ぼく、白鸟を见るなら、ほんとうにすきだ。川の远くを飞んでいたって、ぼくはきっと见える。」そして、カムパネルラは、円い板のようになった地図を、しきりにぐるぐるまわして见ていました。まったくその中に、白くあらわされた天の川の左の岸に沿って一条の鉄道线路が、南へ南へとたどって行くのでした。そしてその地図の立派なことは、夜のようにまっ黒な盘(ばん)の上に、一一の停车场や三角标(さんかくひょう)、泉水や森が、青や橙(だいだい)や緑や、うつくしい光でちりばめられてありました。ジョバンニはなんだかその地図をどこかで见たようにおもいました。

「この地図はどこで买ったの。黒曜石でできてるねえ。」

ジョバンニが云いました。

「银河ステーションで、もらったんだ。君もらわなかったの。」

「ああ、ぼく银河ステーションを通ったろうか。いまぼくたちの居るとこ、ここだろう。」

ジョバンニは、白鸟と书いてある停车场のしるしの、すぐ北を指(さ)しました。

「そうだ。おや、あの河原(かわら)は月夜だろうか。」

そっちを见ますと、青白く光る银河の岸に、银いろの空のすすきが、もうまるでいちめん、风にさらさらさらさら、ゆられてうごいて、波を立てているのでした。

「月夜でないよ。银河だから光るんだよ。」ジョバンニは云いながら、まるではね上りたいくらい愉快(ゆかい)になって、足をこつこつ鸣らし、窓から顔を出して、高く高く星めぐりの口笛(くちぶえ)を吹(ふ)きながら一生けん命延びあがって、その天の川の水を、见きわめようとしましたが、はじめはどうしてもそれが、はっきりしませんでした。けれどもだんだん気をつけて见ると、そのきれいな水は、ガラスよりも水素よりもすきとおって、ときどき眼(め)の加减か、ちらちら紫(むらさき)いろのこまかな波をたてたり、虹(にじ)のようにぎらっと光ったりしながら、声もなくどんどん流れて行き、野原にはあっちにもこっちにも、磷光(りんこう)の三角标が、うつくしく立っていたのです。远いものは小さく、近いものは大きく、远いものは橙や黄いろではっきりし、近いものは青白く少しかすんで、或(ある)いは三角形、或いは四辺形、あるいは电(いなずま)や锁(くさり)の形、さまざまにならんで、野原いっぱい光っているのでした。ジョバンニは、まるでどきどきして、头をやけに振(ふ)りました。するとほんとうに、そのきれいな野原中の青や橙や、いろいろかがやく三角标も、てんでに息をつくように、ちらちらゆれたり颤(ふる)えたりしました。

「ぼくはもう、すっかり天の野原に来た。」ジョバンニは云いました。

「それにこの汽车石炭をたいていないねえ。」ジョバンニが左手をつき出して窓から前の方を见ながら云いました。

「アルコールか电気だろう。」カムパネルラが云いました。

ごとごとごとごと、その小さなきれいな汽车は、そらのすすきの风にひるがえる中を、天の川の水や、三角点の青じろい微光(びこう)の中を、どこまでもどこまでもと、走って行くのでした。

「ああ、りんどうの花が咲いている。もうすっかり秋だねえ。」カムパネルラが、窓の外を指さして云いました。

线路のへりになったみじかい芝草(しばくさ)の中に、月长石ででも刻(きざ)まれたような、すばらしい紫のりんどうの花が咲いていました。

「ぼく、飞び下りて、あいつをとって、また飞び乗ってみせようか。」ジョバンニは胸を跃(おど)らせて云いました。

「もうだめだ。あんなにうしろへ行ってしまったから。」

カムパネルラが、そう云ってしまうかしまわないうち、次のりんどうの花が、いっぱいに光って过ぎて行きました。

と思ったら、もう次から次から、たくさんのきいろな底をもったりんどうの花のコップが、涌(わ)くように、雨のように、眼の前を通り、三角标の列は、けむるように燃えるように、いよいよ光って立ったのです。

六 银河车站

乔伴尼又觉得身后的气象轮轴,也幻化成朦胧的三角形路标,像萤火虫那般闪闪灭灭着。接着轮廓逐渐清晰起来,最后一动不动地伫立在深浓钢青色夜空下的原野上。

不知从哪里传来一个神秘的声音,叫着:银河车站,银河车站。刚听到声音,眼前便突兀地明亮起来,好像是亿万只萤鱿(会发出强烈光线的小鱿鱼)的火光,在瞬时间凝聚为化石,沉淀在天空一样。又好像是钻石公司为了拉高卖价,故意谎称采不到钻石,结果偷偷藏起的钻石,被人一把翻倒,泼洒在天空上一样。眼前突然亮晃晃的,乔伴尼情不自禁揉了好几遍眼睛。

等他回过神来时,才发现竟然坐在一辆小列车上,正在晃晃悠悠向前行驶。乔伴尼真的是坐在一辆点着昏黄小灯泡的夜行轻便列车上,车厢内空荡荡的,他正从车窗往外观看着。车厢内,每一张镶着天鹅绒的椅子,都没有人坐着,只有对面打着灰色蜡的墙壁上,有两个闪闪发光的大铜扣。

乔伴尼发现到前方的座位上,有个个子修长、穿着一件好像淋湿了的黑色上衣的男孩,伸头到窗外观望着外面。而且那男孩的肩膀,很眼熟,看着看着,他忍不住想瞧瞧这男孩到底是谁。就在他刚想伸头到窗外时,那男孩突然把头缩了进来,回过头来看着他。

是康潘内鲁拉。

乔伴尼正想问他是否早就在车上了,康潘内鲁拉却先开了口:

“大家拚命跑了,可是还是赶不上。查内利也拚命跑得要死,结果都赶不上。”

乔伴尼心中想,是的,我们是约好要一道上路的。他问:“我们在哪里等等他吧。”

“查内利已经回家了。他爸爸来接他的。”

康潘内鲁拉说着说着,脸色微微发青,好像哪里不舒服似的。乔伴尼也感到好像忘了什么东西似的,心里怪怪的,也就沉默下来。

没想到康潘内鲁拉很快便恢复了精神,望着窗外大声说:

“糟糕!我忘了带水筒。还忘了带写生簿。不过没关系,反正就快要到天鹅站了。我实在很喜欢看天鹅,即使它们飞到河边远方,我一定也能看得到。”康潘内鲁拉不停转着一块圆板状的地图观看着。

原来那地图中,沿着白色银河的左岸,真的有一道铁路,一直往南伸展着。地图很壮观,那张像黑夜的盘子上,详细地点缀着许多用美丽的蓝光、红光、绿光,标示出停车场与三角形路标、泉水、森林的所在。乔伴尼觉得好像在哪儿曾看过这张地图。

“你在哪里买到这张地图的?这好像是黑曜石做的。”乔伴尼问。

“我在银河车站拿到的。你没跟他们要吗?”

“是吗?我也不知道有没有经过那里。我们现在的位置是不是在这里?”乔伴尼指着地图上写着天鹅车站的标志北方。

“对啊!哦,你看,那个河岸上是月光吗?”

乔伴尼转头一看,只见青光粼粼的银河岸边,整片都是银白色的天上芒草,随着微风沙沙地摇曳着,晃荡出层层波浪。

“那不是月光!那是银河,所以会发光!”乔伴尼兴奋得真想大跳起来,他用脚跟轻拍着地面,探头到窗外,高声吹起〈星辰圆舞曲〉口哨,又拚命拉长身子想仔细观看银河的水。起初,他无法分辨出水的存在。不过注意观察了一阵子,他才发现银河那干净的水,不但比玻璃也比氢气更清澈透明,有时更会因为视觉的关系,幻化成时隐时现的淡紫色微波,或是像彩虹般闪耀着光芒,无声无息地流荡在银河里。原野上,到处竖立着许多灿烂的磷光三角形路标。远处的看起来很小,近处的看起来很大。远处的可清晰看出红色与黄色,近处的则是朦胧的青白色,也有些看起来像是四方形的、闪电形的、锁链形的,各种路标形形色色排列在一起,使得原野辉赫光亮。乔伴尼看得心慌意乱,用力地甩甩头。可是原野上那些蓝色、红色、七彩缤纷的路标,竟好像在吐气似的,纷纷摇曳颤抖起来。

“我已经来到天上啦!”乔伴尼说道。

“还有,这辆火车好像不用烧煤。”乔伴尼伸出左手,从窗外望着前方。

“可能是用酒精或是电气吧。”康潘内鲁拉说。

咯当咯当地,这辆小小漂亮的火车,经过迎风飘荡的芒草、银河的流水、三角形的微弱磷光,不休不懈地往前行驶着。

“看!龙胆花开了!是秋天了!”康潘内鲁拉指着窗外叫道。

铁轨两旁的草坪中,开满着宛如用月长石雕刻出来的艳丽紫色龙胆花。

“我跳下去摘几朵,再跳上来好了!”乔伴尼兴奋地说着。

“不行啊,早就跑到后头了。”

康潘内鲁拉还没说完,又一丛龙胆花,闪耀着紫光从身边过去。

然后紧接着一丛又一丛,数不清的黄底杯子形状的龙胆花,不停涌现出来,像雨一般,从眼前飘过。三角形路标的行列,愈发烟蒙蒙地、火辣辣地闪闪伫立着。

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