短文一
NHKのアナウンサーがニュースを読む速度は、十年ほど前は、漢字、仮名の混じった文で一分間に340字くらいが普通だった。それがここ数年は380字前後になっている。一割ほど速くなった。340字と380字をきかせてどちらがいいかアンケートをしたところ、大半が380字がちょうどいいと答えた。これ(A)には年齢も、地域も関係なかったというから、日本人が早好みになっていることになる。
話術の名人と言われた徳川夢声の朗読は一分間250字というゆっくりした調子だった。この三月までニュースキャスターをしていた木村太郎(B)は560字でしゃべっていたというから、夢声の倍以上のスピードである。それでいで速すぎると感じた視聴者はすくなかったのはおもしろい。
こういう話し方の訓練を受けた上での早口ならいい(C)が。そうでなくて速くしゃべると、不明瞭になり不正確になる。「みいられる」“見ることができる”が“見れる”に崩れてきてのもひとりは早口のせいである。
(D)考えなくてはならないのは、母親のことばである。お母さんも時代の影響を受けて、あるいは時代に先駆けて早口である。大人と大人の間ではすこしくらいわからないところがあっても、大目に見られないことはない。問題は幼児にことばを教える先生としてのっ母親の早口である。
このごろのこどもがいつまでだっても舌足らずのことばを話したり、わかりにくい早口だったりするのは、母親のことばが早口だからである。これは日本語の将来にかかわることで、笑ってすますわけにはいかない。
問題:
35.下線Aの「これ」とは何を指しているか。(C)
A )ニュースを読む速さ B )アンケートをする人
C )アンケートの結果 D )NHKのアナウンサー
36.下線Bの「この三月までニュースキャスターをしていた木村太郎」とはどんな意味か。(A)
A )木村太郎はもうニュースキャスターをやめた。
B )木村太郎は三ヵ月ぐらいニュースキャスターをしていた。
C )木村太郎は三ヵ月前からニュースキャスターをし始めた。
D )木村太郎は今年の三月にニュースキャスターになった。
37.下線Cの「こういう話し方の訓練を受けた上での早口ならいい」とはどういう意味だろうか。(C)
A )早口しないように、訓練を受けた方がいい。
B )早口するなら、徳川夢声のような人の方がいい。
C )ニュースキャスターなどのように訓練を受けた人なら、早口してもいい。
D )話し方の訓練を受けた視聴者なら、木村太郎の早口がわかる。
38.Dの中に入れるのに最も適当なものは次のどれだろうか。(C)
A ) ところが B ) つまり C )そこで D )それとも
38. 幼い子供が早口をするのは:(C)
A )幼稚園の先生のおかげだ。。
B )生まれつきのものだ。
C )母親から影響を受けたからだ。。
D )舌が回れるような訓練を受けたからだ。
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